金融社畜日記~証券リテール残酷物語~

時代錯誤な昭和の趣を残す職場、大手証券会社(リテール!)で働く人(働いていた人)の現在進行形日記です。良いところ悪いところ投資に役立つちょっとした豆知識を載せていきます。

証券会社の年収はどれくらい①

 こんばんは。寒くなりましたね。さて11月4日は郵政3社が上場ですが、どんなドラマが見られるでしょうか。IPOには参加はしましたか。ネット証券よりも今回は対面証券で申し込んだ方が勝ちだったみたいですね。中にはかなりの株数をを貰った人もいるようで、羨ましい限りです。なんてったって国策銘柄のIPOですからね。

さて、そんな対面証券で申し込んだ皆さんはある意味対面証券との付き合いを始めなければなりませんね。だって、IPOをくれるということは何かしら期待を込めて、含みを持たせているわけですから、その先は分かりますね。

上手に証券会社と付き合ってくださいね。

 

では、お待たせしました。証券会社の支店セールスってどれくらい貰ってるのかというところです。

大体、どれくらい貰ってるかって。

これはあくまで大手証券の例(伝聞と思ってください)です。

1年目:基本給22万円+残業代10万円+通勤手当7,000円+住宅手当8万円×12

+夏冬ボーナス80万円≒550万円

2年目:基本給24万円+残業代10万円+通勤手当7,000円+住宅手当8万円×12

+夏冬ボーナス200万円≒680万円

3年目:ここから差がつく

だいたいが700万円

4年目:平でも役職がつくと900万円

5年目:出来る営業マン・ウーマンで大台に到達1,000万円

6年目~10年目:安定して1,000万円

10年目:出来るセールスで管理職になる

だいたい管理職手当がついて1,400万円~1,700万円

20年目:出来る管理職で支店長

だいたい確定申告が必要

相場が良いとこんな感じです。リーマンショックなどの悪いときはこれにマイナス100~200万円です。

因みに本社の事務方や支店の事務方はこんなにもらえません。ここからマイナス300~400万円が相場です。

証券会社は、どうしても本社のかっこいい部署が有名になりますが、実を言うと生涯かけて働くのであればリテール(支店セールス)から支店長、本社部長・役員が分かりやすい出世ルートなのです。

リテールは就職活動生から人気がありませんが、本社のかっこいい部署のヘッドはかなりリテール出身者が幅を利かせています。それは、リテールは転勤地獄だし、体育会系だし…と変なところばかり強調されますが、遊びを知っていたり息抜きが上手だったり(そうでなければ生き残れないです)、人脈が豊富であったり(目に見えてとびぬけると表彰を受けたりして全社的に目立つことが出来るからです。)と海千山千のスレスレを掻い潜って今があるという人が多いからだと、筆者は思っています。

 

さて、これを高いとみるかはそれぞれですが、先のエントリーのリテールセールスの一日を見ればこの給料も納得できるのでは?と思います。