金融社畜日記~証券リテール残酷物語~

時代錯誤な昭和の趣を残す職場、大手証券会社(リテール!)で働く人(働いていた人)の現在進行形日記です。良いところ悪いところ投資に役立つちょっとした豆知識を載せていきます。

2015-12-03から1日間の記事一覧

証券会社のリテール営業は変わったか⑤(大相続時代)

親が高齢になってくると、その子供や孫が気になるのは何でしょうか。それは、親のことを悲しむ気持ちより、ずばり相続で自分が幾ら手取りを貰えるかなのです。 嫌、そんなことはない。兄弟仲良くやってきたし、両親とも仲良く、お金のことを考えているなんて…

証券会社のリテール営業は変わったか④(高齢者取引)

http://www.jsda.or.jp/katsudou/minaoshi/koureikokyaku.html ↑上をクリックしてみてみてください。 これってセールスの立場から見たら異常なのかなと思うのですが、もし自分の親族が証券会社のセールスのカモにされていたら嫌ですよね。 恐らく、日本は世…

証券会社のリテール営業は変わったか③(広告審査:自由な営業禁止!)

対面証券の場合、訪問をして顧客と対話をしながら商談をすることが多いです。対して興味もなくしたくもない世間話の隙間を狙って、自分でもよく理解していない商品を顧客に買ってもらうのが、一般的な証券リテールセールスの姿でしょう。その中で、例えば投…

証券会社のリテール営業は変わったか②(通話は録音される)

さて、今の証券会社のおそらくほとんどでは、顧客とセールスとの会話はすべて録音されているそうです。私がかつて勤めていた証券会社でも、録音されており、たしかNECのIP電話で外資系のシステムを使って、サーバーにて記録を残していたと記憶しています。大…

証券会社のリテール営業は変わったか①(世論の目)

証券会社で働くということは、あまりよく言う人はいません。例えばゴールドマンサックス証券(日本の現地法人・格でいうと支店のような位置づけです)やシティグループ証券などの外資系の証券会社は就職活動生や世間も恰好が良いや高給取りなどの正の印象を…