金融社畜日記~証券リテール残酷物語~

時代錯誤な昭和の趣を残す職場、大手証券会社(リテール!)で働く人(働いていた人)の現在進行形日記です。良いところ悪いところ投資に役立つちょっとした豆知識を載せていきます。

証券リテールとは何ですか!~導入編~

こんばんは、証券社畜のTadaです。郵政3社の申し込みも始まっていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。これは記念すべき第一回目の記事でございます。

さて、証券会社はブラック企業の代名詞ですが、その中でもリテールは漆黒企業に近い、ブラック企業なんてかわいいレベルの労働環境なのはご存知でしょうか。

証券リテールという言い方はそれなりに証券会社についてご存知の方なら、支店がその最たるものです。

デーンと駅の周りの一等地に○○証券と書いた建物がたくさんあると思います。そこで働いている人たち、その支店での業務に従事している営業マン・ウーマンを証券リテールというわけですね。

証券リテールの対面にあたるのが、いわゆるホールセールと言われる部署であり、学生さんがイメージする証券会社の光の部分でございます。IB部門投資銀行部門)とかセールス・トレーディング部門がそれです。上場企業、公益法人や超富裕層のファミリーを相手に仕事をすることが出来ます。

証券リテールは証券会社を目指す学生にとって全くと言っても人気がない部門であり、2015入社リテール部門配属の新人の身上申告(年に一回の部門希望の調査)が6か月しか働いていないに機関投資家セールスになりたいだとか事業法人部に異動したいだとか書いています。なんだかんだでインターネットの時代だから情報はたくさん持っているのでそれなりのことを書いていることが、まさしくリテールから今すぐにでも脱出したいというリテール営業社員のホンネをうかがい知れることが出来ます。

なんで証券リテールは人気がないのでしょうか。“ブラック企業なんてかわいいレベルの労働環境”がその理由です。次の章でリテール営業社員の一日を見てみることにします。